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毛髪が生えるメカニズム
毛髪について
髪の毛の根元には毛乳頭・毛母細胞というものがあり、これらが髪の毛を作り出しています。
そして毛乳頭・毛母細胞の間には皮脂腺があって、毛穴を通じて皮脂が排出されています。
また髪の毛には動脈・静脈が通っていて、これを介して栄養素が届けられています。
毛髪の構造
毛幹
頭皮から出ている部分。
毛根
頭皮の中にある部分。
毛球
毛根の最下部の、膨らみのある部分。
毛乳頭
毛球の底にあるくぼみの部分。
毛母細胞
髪の毛の元となる細胞で、毛乳頭の働きで分裂・増殖して毛髪となります。
ヘアサイクル(毛周期)について
毛髪が生えてから成長し、脱毛するまでの一連のサイクルを“ヘアサイクル(毛周期)”と言います。
成長期
毛髪の細胞分裂が活発になる時期で、男性では3~5年、女性では4~6年にわたって成長期が続くとされています。
成長期はさらに次の3つの時期に分類されます。
成長期(早期)
毛乳頭の指示により、頭皮の下で毛母細胞が活発に分裂する時期。
成長期(中期)
毛髪が成長して薄毛となる時期。
成長期(後期)
毛髪が長く太く成長する時期。
退行期
毛母細胞の細胞分裂が緩やかになる時期です。
通常、2~3週間程度かけて、毛髪の成長が完全にストップします。
休止期
毛母細胞の細胞分裂が完全にストップすると、毛根が小さくなり髪の毛が抜け落ちます。
休止期が2~3ヶ月程度続いた後、再び成長期へと移行していきます。
AGAではヘアサイクルが乱れて薄毛になる
AGAの場合、男性ホルモンなどの影響によりヘアサイクルが乱れて、毛母細胞が活発に分裂して髪の毛を作り出す時期である成長期が短くなって、長く太く成長する前に抜け落ちてしまいます。
その結果、髪の毛のボリュームが減り、頭皮が見えるようになってきます。
まずは3~6ヶ月間、治療を継続
頭髪療法を受けられる方は、まずは3~6ヶ月間、治療を継続してほしいです。
髪の毛を作り出す毛母細胞を活性化させるのに3ヶ月程度かかり、そこで初めて目で見てわかる程度の変化が現れてきます。
そこから6ヶ月までに「頭髪が生えて来ている」と感じられるようになります。
なので、6ヶ月程度かけて頭髪療法のスタートラインに立つという感じで、そこからは個々の患者様のゴールに応じて、理想とする結果を目指していきます。
幸いにも治療を継続した患者様は皆様、満足してくださっていて、その点には自信を持っています。